#13

〜人体の謎、っていうか・・・〜

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人間の体なんてぇのはわからないことだらけで、
専門的な知識の無いボクみたいな一般人はこれまで判明した事実だけを知らされて
(ウソかホントか知らないが、健康ブームにも乗っかって)
身体のことも少しはわかった気になってるけど、
実は宇宙や地球や海の中なんてわからないことだらけなのと一緒で、
ほとんどは謎だらけなんでしょうなぁ。
科学なんていう、とても曖昧な学問が哲学より優位に立つ時代があまりに長いと、
人は考えることを止めてしまって、どんどんバカになってしまいそうな気がします。

ボクは昔から自分の手先などから「もやぁ〜」っと出てるモノが見えます。
見えない人もいるらしいが、ボクの友人でも見えると言う人がわずかながらいます。
ボクの親しいベーシストのS本などは人の体の周りに膜が見えると言ってました。
これが「オーラ」ってヤツでしょうか?
ボクは自分に見えてるものが何なのか?と突き詰める気は昔からあまりなくて、
長年、まぁ、そんなもんだろうと思っていました。
日によって見え方も多少は変わりますし。
体から発している熱か何かかなぁ、それとも「オーラ」ってやつなのかなぁ・・・ぐらいで。
ところが・・・。

先日の暑くて寝苦しい夜でした。
ボクはその夜の一通りの連絡事項を連絡し終えて、ケータイを閉じて寝床につきました。
すぐにうとうとしていると、耳元で「プ〜ン」と羽音が。
一瞬、我が生涯の天敵「蚊(モスキート)」かと思ったものの、
長年の敵対関係からの学習で、すぐに蚊の羽音とは違うとわかりました。
たぶん小さい羽虫か何かだったんだと思います。気候も暖かくなってきたしねー飛びたいよねー。
とは言うものの、なんだかちょっとイヤな気分です。
少しばかりイヤな緊張をしつつも、しょせん睡魔には勝てずついに眠りかけた時、
足クビ辺りがチクッとしました。
よくあることです。
神経過敏なまま寝たので途端に目覚めて飛び起きて、その箇所を「バシッ!」と一叩き。
まぁ、よくあることです。大抵なんでもないんです。
そして、反射的にその手を見た時です。

・・・自分の手の周りを何百、何千という細くて短くて白い針金みたいなモノ(そう見えた)が、
もの凄いスピードで飛び回っているんです。
イメージとしては雨が降る前の日の夕方、
道端でかたまって飛んでいる小さい羽虫の群れ、
まさにアレです。
ただ、一つ一つがもっと大きくて白っぽい。
スピードは羽虫以上でしょう。すごいアバウトなんですけど・・・。
もう、完全にSFXです。映画の世界です。
一瞬、血の気が引きながらも、すぐさまもう片方の手を見ると、やはり同じです。
あまりの緊張に目が覚めるというより(とっくに覚めてるっちゅうの)、
マジでちょっぴりパニくって、気が遠くなって、胃がきゅう〜んとして、変な汗が噴出してきました。
起き上がってどうすることもできずにただ、ビビりながら手を眺めていました。
やっと冷静になってやがてそれが虫じゃないことがわかって、自分の手を見ながら考えました。
「こりゃ、なんだ?」

何度拭いても消えないし、生き物でも手に取れる物質でもなさそう。
自分が見ているものが信じられませんでした。
そうやって15分ほど眺めていると、やがてその「虫たち」は少しずつ減っていって、
スピードも遅くなり、やがて無くなって、
いつも見えている「もやもや」になっていきました。

話は逸れますが、ボクはずっと昔、わずか一年ほどの短期間だけ集中的に
心霊現象を体験しまくった事があります。
先にも後にもあれほど具体的な体験はその期間だけです。
それだけに記憶に焼きついています。
こういうことを書くと、「あぁ〜それ系ねぇ〜。」みたいな感想の人もいるでしょう。
まぁ、そういう人は、それはそれでお幸せに(笑)
知らないってことは、ある意味幸せなことです。
これらの昔の出来事と今回の事が同じ範疇だとはまったく考えていません。
何が言いたいかと言えば、とにかくこの時期の体験は筆舌に尽くしがたく、
この時と同じような、自分の微小な理解力をはるかに超えた事象との突然の遭遇は、
まさに本物の恐怖を呼び起こしました。

いったいアレはなんだったんでしょうか?
初めて見ました。あんなモノ。
でも、きっとボクの体に関係あるものなんです。なぜかそう思います。
痛くもかゆくも熱くも冷たくもなく、質感を感じないものが無数に手にまとわりついていたんですから。
ボクから離れようとせず、猛スピードで飛び回っていたんですから。
これを医者や学者に説明したら、いったいどんな回答が返ってくるんでしょう。
期待してませんけど。

世の中はわからないことだらけです。
自分の体が、自分が何なのかさえまったく知りません。
今こうやってキーを叩いているこのパソコンが何からできてるかだって知りません。
知ろうとすら思っていない(笑)
自分を取り巻く世界を見回したって同じです。
どんなにお金を持っていたって、どんなにフットワークが軽くたって、どんなに貪欲だって、
短い一生のうち、この世の中で出会い知ることができる事柄は砂浜の砂一粒ぐらいのことでしょう。
誰もがほとんど、何も知らないまま一生は終わるわけです。
だったら、どんなに欲張ってもしょせんは何も手に入いらないようなものですねぇ。
今在る全ては「まぼろし」同然とも思えます。
それでも無知の恐れなどまったく抱かず、人は毎日泣いたり笑ったり怒ったり。
それどころじゃないってカンジで元気に必死に生きてるんだからかわいいもんです。
ボクみたいにこの歳で初めて見る自分の一部らしきものにマジでビックリしてみたり(笑)
違う見方をすれば、唯一「まぼろし」じゃないものは自分のアタマの中の「イメージ(想像)」かもしれない。
もしも情報に惑わされずにそれを守り続けられれば、唯一の、門外不出の明確で絶対的な個人情報です。
ただしアタマがしっかりしていればね(笑)
自分のアタマの中が「まぼろし」かどうかすら判断できない準備不足の人、
つまりボクも含め世の中のほとんどの人はもちろん、論外でしょう。

しかしアレは、「チリチリチリ」と「もやもや」はなんなんだろう・・・?
やっぱりボク(井上くん)なんだろうか・・・。
それならちゃんとした名前をつけたいなと、ちょっと思いました。


Inoue "JUJU" Hiroshi "Lounge" #13 (updated 2007/6/13)